嘘は三字熟語のなかにもたくさん出てきます。嘘吐きをはじめ、嘘泣きや嘘八百など多くの表現があります。
表情分析では古くからですが、本当の感情である真実の表情と、意図的な作られた表情との違いが研究されてきました。
人間は対面のコミュニケーションにおいて、実にさまざまな表情を使い分けます。心の奥底からにじみ出る本当の感情のほか、相手に合わせた表情を作ることもあります。
これまで驚いた表情をはじめ、悲しみの表情や、恐怖の表情、痛みの表情などの真偽を特定する研究が重ねられてきました。
これは科学者の純粋な好奇心もですが、実利的側面からも必要とされています。
相手が自分を騙そうとしている場合、嘘泣きをすることもよくある話。愛想笑いや愛想による驚き表情に比べ、嘘の悲しみ表情が意識されることはあまりありません。
人間は他者の悲しい表情を見ると、助けてあげたくなる習性があります。なので嘘泣きの際も、真実か嘘かを考えるより先に同情してしまいます。
悲しい表情をしている人を助けるのが、コストがかからなければ問題ありません。しかし、場合により大きなコストがかかることがあります。相手の情に訴える詐欺師などがその典型例。
気を付けたいところですね。
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